はちみつにはたくさんの栄養が含まれています。
しかし、はちみつは加熱処理することで大半の栄養がうしなわれてしまいます。
そのことが分かっていっるのに、日本で販売されているほとんどのはちみつが加熱処理をされているのです。
加熱しなければ、はちみつに含まれる豊富な栄養を取り入れられるのに加熱処理をしているのか紹介します。
Contents
ミツバチがはちみつを作るには時間がかかる
ミツバチが花の蜜を熟成させてはちみつができる
はちみつは、ミツバチが花の蜜を集めるだけでは完成しません。
働きバチたちが役割分担をして、花の蜜を集めるミツバチ、巣の中で羽を羽ばたかせて蜜を熟成させるミツバチ、女王バチや子供のミツバチをお世話をするミツバチなどしっかりと役割が決まっています。
その中で、巣の中は働きバチが羽を羽ばたかせながら風を送り、常に35℃ぐらいに管理しいるおかげで花の蜜の余分な水分を飛ばし熟成させることではちみつが完成します。
花の蜜は水分が80%ぐらいですが、はちみつになるとたったの20%しかありません。
なので、はちみつにはあのとろみが出来上がります。
はちみつを加熱する理由
ミツバチが花の蜜を熟成させるためには時間がかかります。
なので、大量にはちみつを作るためにはミツバチが熟成してくれるのを待っていられないということです。
フィルターを通しやすくする
ビン詰めがしやすくなる
加熱することで濃縮させる
熟成されていないはちみつは、まだ余分な水分が残っているのでサラサラとしていて水っぽさがあります。
人工的に加熱をすれば、水分を飛ばすことができはちみつの基準である糖度まで一気に濃縮させることができてしまいます。
なので、ミツバチが熟成させてくれるまで待たなくてもよくなるので短い期間ではちみつを採ることができるわけです。
加熱するとはちみつはサラサラになる
プラスチック容器に入ったはちみつが少なくなってくると、なかなか取り出せなくてお湯などで温めて出てきやすくしませんか?
はちみつは温めることでサラサラになります。
はちみつは、フィルターに通すことでゴミを取り除き製品にしていきます。
その時に、ドロドロのままではなかなかフィルターを通っていかず時間がかかってしまうし、さらにビンなどの容器に入れるときもとろみががあるととても入れにくいです。
なので、熱を加えることではちみつをサラサラにし効率よくフィルターを通し容器にも詰めやすくしています。
加熱で効率は良くなるが栄養はなくなってしまう
効率よくはちみつを製品にするためには、加熱することでメリットがあることが分かってもらえたと思います。
加工食品や加熱する料理に使うはちみつなら加熱処理されたはちみつでも僕は全然いいと思います。
しかし効率を優先して加熱されたはちみつは、はちみつ本来の栄養だけでなく味や風味さえもなくなってしまいます。
なので、健康や美容のためにはちみつを生活に取り入れようという方は非加熱の生はちみつを買うようにしてください。
非加熱のはちみつと加熱されたはちみつでは、味や風味が全然違うので一度は非加熱の生はちみつを堪能してほしいと思います。